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【名探偵コナン/業火の向日葵】ラストシーンのマスクの意味と正体とは

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劇場版『業火の向日葵』では、コナンと怪盗キッドの活躍によって絵画は守られ、犯人も無事に逮捕されました。

事件が解決した後、ラストシーンでは誰かの顔のマスクが落ちている描写が映し出されます。

この描写に違和感や疑問を抱いた方も多いのではないでしょうか。 そのラストシーンに登場した「謎のマスク」について詳しく考察します。

この記事を通して、「業火の向日葵」のラストに現れるマスクの意味や正体を読み解いていきます。

 

 

なぜラストにマスクが落ちていたのか?

物語のクライマックスでは、コナンが「芦屋のひまわり」とともに水没の危機に直面します。

アガサ博士の発明品「ボール射出ベルト」の活躍により、コナンは無事に脱出することができました。

その後、怪盗キッドは近くの木陰からコナンの無事を静かに見届け、その場を離れようとします。

ところが、その場で「7人のサムライ」の1人であるチャーリー警部に見つかってしまいます。

そして、この場面で問題となる「後藤の顔のマスク」が落ちていたのです。

 

マスクの人物は後藤善悟

落ちていたマスクをよく観察すると、それが鈴木次郎吉のボディーガードである後藤善悟の顔を模したものだとわかります。

後藤は原作にも登場しており、次郎吉から「無口だが信頼できる男」として評価されている人物です。

映画でもレイロック美術館にて監視カメラの映像管理を担当する役割を担っていました。

では、なぜこの後藤の顔のマスクが落ちていたのでしょうか?

 

マスクは誰かが後藤に成りすましていた証拠

木陰に落ちていた後藤のマスクは、「誰かが後藤に変装していた」ことを示しています。 変装といえば、やはり怪盗キッドが第一に思い浮かびますが、キッドはすでに工藤新一に扮していたため、同時に二人にはなり得ません。

しかし、キッドは自分以外の人物に変装させる技術にも長けています。

つまり、キッドが他の人物に後藤のマスクを使わせて変装させていたという可能性が高いのです。

それでは、誰が後藤に扮していたのでしょうか?

 

後藤の涙とマスクが落ちた理由

作中では、レイロック美術館で監視カメラの映像を確認している後藤の姿が描かれています。

その映像には、展示された「芦屋のひまわり」を見つめる一人の高齢女性が映っていました。

そして、その女性の姿を見た後藤は、なぜか涙を流していたのです。

 

後藤はウメノを見て涙を流した

モニターに映っていた女性の名はウメノで、彼女もまた「芦屋のひまわり」を見ながら涙をこぼしていました。 後藤が泣いたのは、そのウメノの姿を見たからだったのです。 ウメノは70年前に大切な人を戦火によって失い、その命と引き換えに守られたのが「芦屋のひまわり」でした。

ウメノにとって、この作品は失った愛する人との記憶が込められた大切な絵画だったのです。 そして、フランスで発見されたその絵画が、次郎吉の手によってレイロック美術館に展示されることとなります。

これまで損保ジャパン日本興亜美術館で「5枚目のひまわり」を鑑賞していたウメノは、ついに念願の「芦屋のひまわり」を観るため、美術館を訪れました。 彼女は長年抱き続けていた想いを胸に、「芦屋のひまわり」と再会し、涙を流していたのです。

その様子を映像越しに見た後藤も、感極まり涙をこぼしました。 では、なぜ後藤がそこまで強く心を動かされたのでしょうか?

 

後藤の正体はウメノに想いを寄せていた寺井黄之助だった

実は、後藤に変装していたのは怪盗キッドの付き人である寺井黄之助でした。

キッドは寺井から、「芦屋のひまわりをぜひ見せたい人物がいる」と相談を受けます。

その願いをキッドが引き受け、犯人の手から絵画を守り、展示を成功させました。

実際、戦時中にウメノの側にいた書生こそが、若き日の寺井黄之助でした。

※書生とは、学問を修めるために修行中の若者のことを指します。

寺井は当時、ウメノに密かに恋心を抱いていました。

 

しかし、戦争によって大切な人を失ったウメノの姿に胸を痛めていたのです。 そのため、「芦屋のひまわり」が連合軍に渡ることを知り、これ以上彼女を傷つけないため、絵画を国外へ流す決断をしました。

今回、寺井は長年の想いを胸に、キッドの力を借りて「芦屋のひまわり」を守り抜き、展示を実現させたのです。

 

長年の想いが込められた涙とマスクの意味

寺井は、変装した姿で監視室にてウメノの姿をモニター越しに見つめていました。 再会を果たした「芦屋のひまわり」を見て涙するウメノの姿に、寺井もまた深い感情が込み上げ、涙を流しました。

そのとき、後藤の顔を模したマスクが静かに落ちたのです。

それは、寺井が自身の正体を隠すためにしていた「変装」が、感情の高まりと共に崩れ落ちたことを意味していました。

寺井は長年の片思いを貫き、正体を明かすことなく、ウメノの願いを叶えることだけに尽力しました。

そして、匿名でその想いを贈った姿に、多くの観客が心を打たれたことでしょう。

 

【業火の向日葵】のラストが伝えたかったこと

劇場版「業火の向日葵」のラストには、切なさと優しさが込められていました。

怪盗キッドと寺井の協力によって守られた「芦屋のひまわり」は、長年の想い人に再び微笑みをもたらしました。

後藤のマスクが落ちるという描写は、ただの変装の証ではなく、「正体を明かさずに願いを叶えた人物の心の揺れ」を象徴しています。

ウメノと寺井が交わすことはなかった言葉の代わりに、ひまわりの絵がその想いを静かに語っていたのかもしれません。

この映画は単なるミステリーではなく、過去と現在、想いと再会を繋ぐ感動の物語として、多くの心に残る作品となりました。

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